本当は2023年の年末に行こうと思っていた、尉ヶ峰。2024年1月5日に行くことができたので、レポートしますね。とくに、初めての登山の方には、他山の石としてよく読んでいただけると良いかと思います。やっぱり、自然は怖い。あらためて思いましたよ。
きっかけは田中さん
登山のきっかけは、ホテルクラウンパレス浜松の営業課支配人の田中さんから「細江にいるなら尉ヶ峰じゃん、行った?」って聞かれたこと。「どこですか?それ」って話になり、「では今度行ってきます。」となったんですね。
田中さんからは一応スニーカーで行けるし、ペットボトル持っていけばいいと思うよと言われたんで、初心者用のコースを案内してくれたと思ったんです。
今思えば、この自分の考えが甘かった。おそらく初心者向きのコースだったとは思いますが、登山の割に私の準備は中途半端でした。
ちなみに、田中さんは超ベテランの登山家で、新聞にも載るほどのキャリアの方です。
細江口から出発
とはいえ、わたしもキャンプで何回か痛い目にもあっているし、自然の怖さは肌で感じているので、事故に合わないようにちゃんと天候調べて行きましたよ。
田中さんから教えてもらったルートはいくつかありましたが、今回は帰りにお風呂に入る予定だったので、細江口から出発。
二三月峠展望台到着
ココからが本番だった…
油断していた体調の変化
とにかく前に進むつもりで歩いてきましたが、残り2kmを超えたあたりから、だんだん体の異変に気が付きます。
日陰を歩き続けているし、標高も少し高くなっているのでおそらく気温が低くなっていたんだと思います。
体の汗が冷えてきているし、手先は冷たくなってきました。とりあえず手のひらをグーパー、グーパーして血行を取り戻しながら進みます。
ああ、手袋持ってくればよかった。
尉ヶ峰到着
ついに到着。
細江口を出発したのが11時。尉ヶ峰に到着したのが12時50分。わずか2時間の登山でしたが、心身ともに疲れ果てました。
清々しい気持ちというより、「お腹すいた」「喉かわいた」「横になりたい」って感じで、人間の第一次欲求全開モードでした。
情けない…。
さーて帰りますか。ということで、ほんの15分くらいゆっくりして帰り道に戻ります。
帰りの道のりで考えたこと
いま来た道を帰るのかと思うと、またもや気が滅入りそうなものだけど、やっぱり下るのは楽ちん。
なんだかんだでスイスイ下ってきてしまいました。
途中の道中では、今回の反省を冷静に考えていました。
とくに途中で気温が下がったのを感じた時、自然を舐めてたなと。
もしこれが、雨が降り始めていたら…。道中誰もいなかったら…。水筒を持っていなかったら…。
間違いなく災害になっていたところでした。
キャンプでもそうですが、やっぱり自然は恐ろしいもの。つねに万全の準備をしていないといけないですね。
戻ってきてからお風呂にドボーン
細江口まで戻ってくるのに約1時間。
たどり着いた目の前には、国民宿舎。ということでお風呂にゆっくりつかって終了。いいお湯でした。
今回の反省
今回は、勉強と反省の登山となりましたが、忘れないように、次の登山で用意したい持ち物を整理しておきたいと思います。
1)手袋
これは、絶対あった方がいい。木の幹を掴んだり、岩を掴んだり。軍手でもいいが指先が出ているのがほしい。
2)温かい飲み物
冬場はやっぱり暖かい飲み物があるといい。今回も持っていったけどこいつのお陰で命拾いした。
3)食べ物
おむすびや、パンなど、すぐにエネルギーになるものがほしい。へたばった時につまめるチョコとかもあると良さそう。マラソンのときに羊羹(ようかん)を食べたけど、あれ、いいかも。
4)靴
今回はスニーカーで行ったけど、靴は大事だと思った。地面の衝撃をやわらげるというよりも、がっちり歩けるほうがいい。ソールが柔らかいスニーカーではちょっと怖いし、足の裏が痛い…。
5)帽子
やっぱり、日除けはあった方がいいし、寒くなってきたときにも活躍してくれそう。ニットキャップ持っていこうと思う。
6)できれば登山用のパンツ
ジーンズはちょっと重かった。多分そうなっていると思うのだけど、軽くて、水に強くて、防寒機能が高いパンツ、これお金があれば用意したい。
7)熊よけの鈴
行き違う人の中で数人つけていたけど、熊よけというより人がいるかいないかわかるだけでも安心。自分のためというより、誰かのためにあったほうがいいと思った。キャンプにも使えるし。
8)カイロ
今回は必要なかったけど、急な天候の変化で何かあったときには役に立つと思われる。
次は別のルートから行きます
ということで、次回は、しっかり準備して、別のルートから同じ尉ヶ峰を目指してみたいと思います。
え?また同じとこ行くの?と思うかもしれませんが、まだ別の山を登れるほど自信がないだけです。
初登山の感想としては、「疲れたけれど、とてもいい勉強になりました。」の一言。
今回をきっかけに、今年はもっとスマートな登山をしていきたいと思います。
2024年もよろしくおねがいします。ん?なんだこの締め方。
そう、このブログ書くのも疲れました…。