最近よく聞く「会費制」の結婚式。でも、普通の結婚式と何が違うの?って思いませんか?普通の結婚式との違い、そのメリット、どんな二人に向いているのか?しらべてみましたよ!
「間違っていませんか?」会費制ウェディングの誤解
会費制の結婚式というと、普通の結婚式と比べて「カジュアル」「安い」「準備が楽」、そんなイメージを持っている方はいませんか?
確かに、堅苦しくなく、手軽にできるのが会費制の特徴ではありますが、決してすべてが当てはまるわけではありません。
まずは、ご祝儀制(普通の結婚式)と比べてみますね。
ゲストからのお祝いが「会費」なのか「ご祝儀」なのか
いわゆる普通の結婚式が「ご祝儀」をいただくのに対して、会費制というのはあらかじめホスト(カップル)側が決めた「会費」をいただくことが一番の違いです。
普通の結婚式は、概ね70人くらいを招待して、350万円くらいの費用を結婚式場に支払うものです。
一方で会費制の結婚式は、50人くらいを招待して、費用は50万~150万くらいになります。
ご祝儀制
挙式 あり
披露宴スタイル
招待人数 平均70名
費用総額 約350万円
自己負担金額 約150万円
会費制
挙式 なし(外式が多い)
パーティスタイル
招待人数 20名~60名
費用総額 約50万~200万
自己負担金額 約0~100万円
外式というのは、海外挙式や神社式など挙式を外で行ってからのパターンですね。
日にちをまたぐ場合もあります。
パーティスタイルと披露宴スタイルの違いですが、おもに料理の内容ですね。
パーティスタイルはビュッフェ形式で、披露宴スタイルはおもにコース料理になります。
披露宴スタイルだと、一皿一皿サービススタッフが提供してくれるので、手厚いサービスが受けられる反面、サービス料や席料などのコストも負担することになります。
このように、普通の結婚式と会費制の結婚式では、料金以外の大きな違いがあります。
では実際に会費制のウエディング2つのパターンについてみていきましょう。
会費制結婚式 2つのパターンとは
会費制ウェディングの2つのパターンとは、ズバリ、会費の金額の違いです。
カジュアルとかフォーマルとかパーティのスタイルではなく、まずは会費の違いで比較するとわかりやすいと思います。
会費20,000円までの会費制ウェディング
会費を15,000円~20,000円くらいまでにすると、披露宴に近いスタイルでパーティができます。
会費が15,000円をこえてくると、パーティ会場もホテルやゲストハウスなどを選ぶことができるようになってきます。
料理もすべてがビュッフェではなく、最初のオードブルとスープだけはコースで、その後はビュッフェ料理ということができます。
こうすることで最初はフォーマルにスタートして、途中からはカジュアルにパーティのムードを変えることができます。
「きちんと感や上品さは出したい」ということであれば、会費を20,000円くらいにしてゲストにもおしゃれをしてきてもらうのがいいでしょう。
会費10,000円までの会費制ウェディング
いっぽうで、「ゲストの金銭的な負担を少なくしたい、服装なども堅苦しくないように」という気持ちがあるなら、会費を10,000円くらいまでにおさえてみてはどうでしょうか?
パーティ会場は、街の二次会会場やレストランを貸し切りにするタイプになると思います。
料理はほぼビュッフェ形式で、みんなが自由に会場を行き来できるようなテーブル配置。
お帰りの際に、簡単なサンクスギフトをプレゼントして終了。
そんなスタイルですね。
ご祝儀制を会費30,000円の結婚式と思えば、よりわかりやすいですね。
このように表にしてみると違いも明確です。
ご祝儀制
ご祝儀 30,000円
コース料理
サービス 多い
引出物 5,000円~
サンクスギフト 300円~
花嫁衣装 2着
ゲスト衣裳 フォーマル
会費制1
会費 20,000円
コース&ビュッフェ
サービス 少
引出物 なし
ギフト 1,000円~
1着 パーティドレス
セミフォーマル
会費制2
会費 10,000円
ビュッフェ料理
セルフサービス
引出物 なし
ギフト お気持ち
1着 パーティドレス
カジュアル
会費制結婚式&ウェディング 3つのメリット
自己負担金を抑えられる
ゲストからの会費を前提に組み立てれば、ドレスや写真などふたりがこだわりたい部分だけの出費で抑えられます。そのようなアイテムの相場も通常の結婚式よりも安く手配できたりするので、自己負担金を抑えやすいですね。
披露宴に比べて準備が楽
招待状や、席札の手配や、引き出物の手配、お花の打ち合わせなどを割愛できるので、準備にかかる時間や手間は、披露宴に比べてもとても少なく住みます。仕事が忙しくて、打ち合わせができないとか、とにかく急いで結婚式を挙げなくてはならないみたいなカップルにはぴったりです。
ふたりにもゲストにも負担が少なく優しい
とにかく、負担が少ないのが会費制ウェディングのポイント。ゲストにととっては3万円も準備しなくていいし、カップルにとっては引出物やお花などにお金をかけなくてもすみます。お互いにとって割り切っているところを理解できているのもいいですね。
こんなふたりにオススメです
上記のようなメリットを考えると、こんなカップルには特に前向きに考えてもらっていいんじゃないかと思いますね。
- とにかく自己負担金を抑えたいおふたりに
- 沖縄やハワイなどリゾート挙式を挙げたあとに、地元でお披露目する
- 今までの結婚式はイヤ!もっとカジュアルにしたい!
- 親族とは別に、友人中心のパーティで盛り上がりたい
- とにかく急いでお披露目をしたいマタニティやお急ぎ婚のカップル
フォトウェディングとセットで検討してみては?
はい、ということで、会費制の結婚式についてまとめてみました。なんとなくわかってもらえましたか?
ここは前撮りのサイトなんで、ぜひおふたりには前撮りでしっかりとした衣裳を着て、時間をかけて撮影してもらいつつ、やっぱりお披露目もしなくちゃね。と思ったら会費制の結婚式を考えてもらえるといいのではないかなと思います。
会費制のパーティができる会場のご紹介もしていますので、お気軽に相談してみてくださいね。
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